息ぴったり和の調べ 高総文祭・日本音楽部門

 「高総文祭とやま」の日本音楽部門が11日、射水市高周波文化ホール(新湊中央文化会館)で始まり、県内から県合同チームと大門が出演。箏(そう)や三味線、尺八、太鼓などの和楽器で息の合った音色を響かせた。

 県合同は大門、高岡第一、となみ野、伏木、雄峰、龍谷富山、新湊、高岡、高岡龍谷の9校46人で構成。「富山の四季」を演奏し、秋の黒部峡谷や冬の日本海など富山の豊かな自然を、伝統の和の調べで表現した。

 3年生は1年生の時から月1回、合同練習を重ね、この日に備えてきた。龍谷富山の塩谷紗代さん(3年)は「みんなの気持ちが一つになった。練習の成果が出せてうれしい」と声を弾ませた。

 大門は、1〜3年生の伝統芸能部員11人が箏で「編曲砧(きぬた)」を披露。テンポや強弱、3年生のソロ部分も見事に演奏した。部長の山下美咲さん(3年)は「今までで一番いい演奏だった。素晴らしい舞台を経験でき、最高の思い出ができた」と笑顔で話した。
北日本新聞12.08.12


箏や三味線などで「富山の四季」を演奏する
県合同チーム=射水市高周波文化ホール


大門は「編曲砧」を力強く演奏した


演奏を終え、リラックスした表情で記念撮影に臨む県合同チーム