邦楽合同曲を初練習 県内奏者ら、国文祭で披露へ

「第27回国民文化祭・とくしま2012」の全国邦楽合奏フェスティバルで演奏される合同曲「童夢(どうむ)」の初練習が6日、石井町石井の町中央公民館で行われた。9月16日の本番に向け、県内の演奏家ら44人が息の合った演奏を披露した。

 初練習は、尺八の演奏グループ・明山会の演奏会の最後に公開で行われた。童夢は、わらべ歌を組み合わせて作られた曲で、フェスティバルに出演する同会や県三曲協会などの会員が約300人の観客を前に合奏。箏(こと)や三味線、尺八などの優雅な音色を会場いっぱいに響かせた。

 明山会を主宰し、指揮を務めた山上明山さんは「いい演奏だった。本番ではもっと奏者が増え、より迫力を増した合奏になると思う」と話した。

 全国邦楽合奏フェスティバルは9月14〜16日の3日間、阿南市文化会館で開催。演奏会のほか、ワークショップや講演などが行われる。
【写真説明】合同曲「童夢」の初練習に取り組む参加者=石井町の町中央公民館


徳島新聞WEB