和楽器の魅力が満載!和楽器の魅力が分かるマンガ3選!

(music.jpニュース)
楽器と言われて、どのような楽器を連想しますか? 多くはピアノやギター、ヴァイオリンなどの普段から良く見ることができる楽器を連想してしまう方も多いと思いますが、琴や和太鼓なども日本に古くからある伝統的な楽器ですよ! そんな和楽器ってどんな種類があるの? どんな曲があるの? という方におすすめのマンガを3作品紹介します!

箏曲部ってどんな楽器を扱うか分かりますか? この音とまれ!
この音とまれ!」は集英社から発行されている「ジャンプスクエア」で連載されているマンガで、作者はアミューさんになります。
この音とまれ!」は筝(こと)の話になります。主人公は高校1年生で元不良の久遠愛(くどおちか)。中学時代は上級生ですら恐れた程の不良で、喧嘩をよくしていました。親に見捨てられた過去から自暴自棄になり、筝職人の祖父に預けられ、筝への理解と精神的な落ち着きを持つようになります。中学3年の時に起こった事件により祖父を失い、「祖父が大事にしていたものが何なのか知りたい」という気持ちから高校の筝曲部に入部するところから物語は始まっていきます。
この「この音とまれ!」には倉田 武蔵というもう1人の主人公がいます。不良の愛と違い筝曲部の部長で、メガネをかけた真面目な学生。この2人とヒロインである鳳月さとわの3人を中心とする青春マンガになります。
筝の魅力が満載で、マンガにでてくる曲を聴いてみたくなるマンガです。ぜひ読んでみてください!


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問題児ばかり? ミッション系にある和太鼓部の物語! 「和太鼓 ガールズ
「和太鼓 ガールズ」は双葉社から発行されている「月刊アクション」で連載されているマンガで、作者はすたひろさんです。
「和太鼓 ガールズ」は優等生で孤独な松沢環とシスター見習いの新島マリアとの出会いから物語は始まっていきます。舞台はミッション系女子校である珠ノ坂女学園、通称珠女の高等部。松沢環は勉強も音楽も出来る女子で、ピアノなどは同級生ではマネできないほどの難しい曲も優雅に演奏することができたが、その当時、音楽の先生をしていたシスターから「つまらない音」といわれ、音楽もシスターも嫌いになっていきます。そんな環が高校に入学し、部活の見学をしていた時に出会ったのが和太鼓でした。シスターの姿で和太鼓を叩く女性と和太鼓の音に心臓が持ち上げられる感覚になる環。和太鼓を叩いていたのは言葉を持たないシスター見習いの新島マリアという女性でした。そのマリアとの出会いが環を変えていく物語です。和太鼓部には環が入学した際、マリア1人しか在籍していませんでした。部員が5名集まらなければ廃部という和太鼓部に入部してくるのは問題児ばかり。そんな問題児が和太鼓で奮闘する青春部活コメディになっています。


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16歳の青年が津軽三味線とともに成長していきます! ましろのおと
ましろのおと」は講談社から発行されている「月刊少年マガジン」で連載されているマンガで、作者は羅川真里茂さんです。作者の羅川真里茂さんは少女マンガの作者として活躍されてきた人ですが、この「ましろのおと」は少年誌で初の連載マンガとなります。 この「ましろのおと」は羅川真里茂さんが書きたかったマンガと言っているマンガで、津軽三味線を題材としたマンガになっています。まんがの題材でもある「ましろのおと」は「まっしろの音」と「まっしろノート」という意味が込められており、この「ノート」とは音符などの意味があります。物語は主人公である澤村雪という16歳の男性が東京に上京する所から物語は始まっていきます。雪は津軽三味線の奏者でしたが、三味線の師匠でもあり、祖父でもあった松吾郎が亡くなった事で、地元で自分の音を探せないと感じ、思いつきで上京することになります。そこで雪は様々な人と出会っていく青春ストーリーになっています。
雪は人との付き合いが得意ではない青年ですが、上京後に通う事となった高校で様々な人との出会いがあります。多くのキャラクターが出てくる「ましろのおと」ではその各キャラクターの背景も色濃く紹介されています。読んでいくにつれて先がきになる作品です。


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ここまで3作品のマンガを紹介してきました。和楽器ってなかなか触れ合う機会もなく、思い浮かぶものも少ないと思いますが、この3作品を読むことで、この楽器ってどんな音? この曲を聴いてみたい! と思えてしまうかもしれませんよ! マンガだから音は聞こえないのに、マンガから音が聞こえてくるような作品ばかりです。普段からなかなか触れ合うことがない楽器だからこそ、その魅力が満載の3作品をぜひ1度手に取って読んでみてください!