年の瀬の風物詩 美馬市役所で三味線餅つき

仕事納めの28日、美馬市役所で年末恒例の三味線餅つきが行われた。地域住民や帰省客らが地元に伝わる年の瀬の風物詩を楽しみながら、来年一年間の平安を願った。

 三味線餅つき保存会・井内組の会員16人が、三味線や太鼓の音に合わせて紅白の餅をついた。法被姿の牧田久市長や市職員もきねを振るった。つき上がった約70キロの餅はボランティアらがその場で丸め、来庁者に配った。

 見物していた同市穴吹町穴吹の大石晃三さん(75)は「今年は東日本大震災が起こり大変な年だったが、来年は少しでも良い年になるのを願っている」と話した。


三味線の音色に合わせて、軽快にきねを振るう保存会会員=美馬市役所
徳島新聞WEBより