思い込め、各地で餅つき

高知市唐人町の料亭「濱長」前で28日、三味線や太鼓の音色に合わせて芸妓(げい・こ)さんらが餅つきをして、歳末の街角を盛り上げた。
 高知のお座敷文化を50年以上支えてきた濱長は、官官接待の廃止などを受けて2001年に一度閉店したが、「伝統文化を守りたい」と07年に復活。高知でお座敷遊びを楽しめる数少ない料亭の一つだ。餅つきは今年で3回目。若女将(おかみ)の八松美佐子さん(47)は「伝統文化を残し、伝えることが私たちの役目。来年も頑張りたい」と話した。
 四万十市駅前町の土佐くろしお鉄道中村駅ホームでも、同鉄道と「土佐くろしお鉄道・高知西南交通バスサポーターズクラブ」が餅つきを企画。富山活性化推進協議会から提供を受けたもち米であん餅を作り、約200パック(2個入り)を乗降客に贈った。
 同鉄道の安芸駅前でもこのほど「チャリティー餅つき大会」があった。主催した安芸市観光協会が餅の売上金を福祉施設に贈る。


三味線の音色に合わせて芸妓さんが
優雅に餅つきをした=高知市唐人町の料亭「濱長」
asahi.comより