どんな音色…竜かたどった宇宙仕様の琴、4月にシャトルへ

4月に打ち上げ予定のスペースシャトルディスカバリー」に、宇宙飛行士、山崎直子さん(39)が“宇宙仕様”のミニチュアの琴(長さ35センチ、幅13センチ)を持ち込む。

 無重力空間で弾けるように、国内生産の7割を占める広島県福山市の業者が形や接着剤を工夫。携行品制限に合わせ、大きさも通常の約5分の1とした。

 竜をかたどったという琴の形状には魔よけの意味があり、制作者で福山邦楽器製造業協同組合の理事長、小川賢三さん(76)は「無事帰ってきてほしい、との願いを込めて作りました。宇宙でどんな音色を響かせるか楽しみです」。


宇宙飛行士の山崎直子さんが
スペースシャトルに持ち込む
ものと同型のミニチュアの琴
を手にする小川賢三さん=広島県福山市