こども歌舞伎 聞かせやしょう

北九州市戸畑区のウェルとばた大ホールで11日、小倉北邦楽協会主催の「北九州こども歌舞伎教室」による歌舞伎の上演があった=写真。現役の歌舞伎役者らの指導を受けた小学生から高校生までの約30人が、昨年からのけいこの成果を披露した。

歌舞伎教室は、子どもたちに日本の伝統芸能を知ってもらうのがねらい。若松区出身の若手歌舞伎役者の中村扇一朗さんや、中村さんの母親で舞踊家の勝美藤乃さんらが歌舞伎の所作や三味線、おはやしを指導した。

 この日の演目は名作「白浪(しら・なみ)五人男」。小倉北区の中学3年、伊藤眞幸(ま・さき)君(14)は小学6年の弟、博幸君(12)と盗賊役で出演。眞幸君は「とてもいい体験をさせてもらった」、博幸君は「緊張したけれど、けいこの成果を出せました」と話した。中村さんは「歌舞伎を好きになってもらうのを一番心がけた。子どもたちは十分力を発揮できたと思う」と評価した。


asahi.comより