ワークショップで邦楽普及

邦楽演奏家によるワークショップが16日、島根県津和野町の日原山村開発センターであった。県文化振興財団が、全国で初めて取り組む邦楽普及モデル事業の一環。30人が伝統音楽の魅力にふれた。

 講師は箏(こと)奏者の片岡リサさん(31)と岡村慎太郎さん(36)、尺八奏者の清野樹盟さん(36)の3人。参加者は2班に分かれて楽器の仕組みや音の出し方から学んだ。子どもも熱心に指導を受け、「さくらさくら」を合奏できるまでになった。

 モデル事業は12月から同町と益田、雲南市の学校などで実践してきた。17日は益田市グラントワで講師9人による総括演奏会がある。

【写真説明】片岡さん(中央)から箏の指導を受ける子ども


中国新聞より