音楽教諭ら三味線演奏法学ぶ 徳島市で30人

学校教員が邦楽について学ぶ講習会(県邦楽協会など主催)が5日、徳島市阿波おどり会館であり、
県内の小中高校の音楽教諭ら約30人が参加した。

 長唄佐門会七代目家元の杵屋佐吉さんら講師5人が、長唄で使用する三味線や鼓、笛の特徴について演奏を交えて説明。
この後、教員は三味線を手に取り、講師からアドバイスを受けながら弾き方を学んだ。最後に全員で「さくらさくら」を演奏した。

 阿南第二中学校教諭の木岡恭子さん(51)は「邦楽に触れる機会が少ない中、プロの奏者に指導してもらい勉強になった。
授業などで生かしたい」と話した。

 文化庁の「伝統音楽普及促進支援事業」の一環。邦楽件演奏家と学校現場が協力して伝統音楽を子どもたちに伝承するのが狙いで、
来年2月までにあと2回講習を行う。


【写真説明】三味線の演奏を体験する教員=阿波おどり会館
徳島新聞WEBより