山崎さん「宇宙で琴弾きたい」…ミニサイズ、福山の業者が製作

4月に打ち上げ予定のスペースシャトルディスカバリー」に搭乗する宇宙飛行士山崎直子さん(39)が、全国一の琴の産地・広島県福山市で作られたミニサイズの琴(長さ35センチ、幅13センチ)を持ち込むことになった。
 搭乗員の携帯品の大きさに制限があるため通常の約5分の1に小型化。
幼い頃から琴をたしなんでいたという山崎さんが「宇宙で演奏したい」と希望し、福山邦楽器製造業協同組合が応えた。伝統的な桐(きり)製だが、弦は絹ではなく切れにくいポリエステル繊維を使うなど宇宙仕様に仕上げた。


山崎直子さん
米航空宇宙局(NASA)の許可を得て、国際宇宙ステーション(ISS)で弾く予定で、同組合は「美しい音色を、宇宙で響かせてほしい」と期待している。

スペースシャトルに搭載されるのと
同型のミニ琴(広島県福山市で)

読売新聞より