6年生が琴演奏に挑戦・大沢北小で「さくら」弾く

越谷市立大沢北小学校(岩間啓校長、児童710人)で1月22日、6年生115人を対象にお琴教室が開催された。中学校で「日本の楽器」を履修することから学校応援団コーディネーターの藤田浩行さんが小学生のうちに普段触れることのない琴に触れてもらおうと提案、6年前から毎年行われている。
 ほとんどの児童が琴を演奏するのは初めて。講師の伊藤霞さん(かすみ邦楽研究所主宰)に漢数字などで書かれた譜面の読み方と琴の弦の番号を指導され「さくら」に挑戦。独特の音色に聞き入りながら1時間ほどの体験だったが全員が旋律を奏でられていた。久保安奈さんは「初めてだけど弾けた。琴の音はきれいでなめらか」と感嘆。「さくら」の伴奏を巧みに弾く伊藤さんに高橋覚くんは「すごい」と見入っていた。
 体験に使われた20面の琴は伊藤さんが指導する越谷市中央中学校箏曲部から借りたもの。藤田さんは「(伝統を)次世代につないでいきたい。この中で続けていってくれる子が一人でもいればうれしい」、伊藤さんは「落ち着いて弾いていたのでびっくりしました。機会を増やして指導していきたい」と望んでいる。


とーよみnetより