長唄囃子の練習成果見せます 富山のこども教室が17日に発表会

富山市長唄囃子(はやし)こども教室は17日、富山市能楽堂で初の終了発表会を開催する。教室生は昨年6月から月2回、7カ月にわたって大人と同様の練習を重ねてきた。指導者で望月流宇月会(富山市)を主宰する望月太左勝(たさかつ)さんは「子どもたちには、これまで頑張ってきた成果を発揮してほしい」と期待を寄せている。
 望月さんは東京在住で、夫は囃子望月流家元の望月太左衛門さん。3年前に東京で文化庁の委託を受けて子ども向けの教室を始め、昨年は初めて富山市でも開催した。教室には小学3年生から5歳児まで12人が通い、大人が使うものと同じ締太鼓を使って練習している。練習はバチの持ち方から始まり、入門者が最初に覚える「ひなづる三番叟」を習ってきた。

 17日の発表会では、子どもたちの太鼓に合わせて稀音家喜代澄社中(黒部市)が唄と三味線を披露する。終演後には締太鼓や三味線などの体験も行われる。


17日の発表会へ向けて練習する子ども=富山市能楽堂
北国富山新聞より